盛岡市 前九年公園
2017.03.19 Sun
説明看板はだいぶ錆びていたが、公園名の個所は難を逃れていた。
こぶし(2)の表示。
園内に「こぶし(1)」が見当たらないので、これは2本あるという意味だと思う。
見上げると、枝に膨らんだつぼみが。
筆の穂のような感じ。
どんな花だったか、よく覚えていないが、色は白らしい。
咲く頃にまた来たいと思う。
すぐ近くにシナノキ。
幹の裂け目から出ているこれはなんなのか……。
公園内を暫し散策。
住宅などに囲まれているが、わりと静かな場所だ。
目の前に見慣れない低木。
枝は、材木のように角ばって堅そう。
この時は分からなかったが、あとで調べるとニシキギという品種らしい。
庭木や生垣などに使用されるとか。
今はなき樹木のなかに、今はなき樹木の切り株。
その片隅で、緑が生きていた。
散策路上に、ねじれた大きな樹。
樹の方が歴史は長い。
人は通してもらう立場、それでいいと思う。
実際、喋る時はこうだと思う。
だが、書く時はグラウンドの方がよいかもしれない。
グランドは別の意味だからだ。
公園の東側に、なんとも言えないいい形の石。
その石に何か刻んであった。
目を凝らしてみると、「あすを築く百万本植樹達成記念」とある。
下側には、当時の盛岡市長の名前が。
この百万本関係のことはよく分からなかったが、公園内にたくさんの樹木があることはよく分かった。
(4月22日)
4月になって、再度、前九年公園へ。
コブシの花が咲いていたが、ほんのりとした紫色だった。
コブシは白い色だと聞いていたが……。
調べたところ、これはコブシとは別のシデコブシ、ベニコブシという日本の固有種のようだ。